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2008年8月31日 (日)

第6回日本Awake Surgery研究会 - 覚醒下手術研究会

8月23日(土) 、東京女子医科大学 TWIns

 

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Awake Surgery - 覚醒下手術

手術中に患者さんに起きていただいて
言葉がきちんとしゃべることが出来るか
手足はちゃんと動くのか調べながら行う手術である。

手足を動かす神経は、脳の表面を刺激しながら
手足に電極をつければ、筋弛緩剤を使用しない
麻酔であれば確かめながら手術できるが

言葉は、覚醒していないと確かめることは出来ない。

痛くないのかと疑問をもたれる方もいるかと思うが
脳は痛みを感じない臓器で、頭皮など痛みを感じる部分に
局所麻酔をして手術を行えば、手術中に起きても痛みを
感じることなく手術を行うことが出来る。

この手術に関しては、
脳神経外科、麻酔科、言語療法士そして看護師が
それぞれの領域で協力して行う手術となるため、
そのスペシャリストが参加して熱い討論が行われた。

今回は初めての試みで、どういう手術がスタンダードか
安全かつ確実に摘出するためどういう工夫をしているか
「ガイドライン策定」のために会が開かれた。

北海道から参加したのは私一人であった。

シンポジウム1 『Awake Surgery の麻酔管理』
 座長 野村 実 東京女子医科大学麻酔科

・麻酔管理ガイドライン作りの基本方針
・前投薬と基本モニター
・導入と局所麻酔
・術中覚醒方法
・覚醒下状態での麻酔管理
・閉頭時の麻酔

 佐藤清貴  広南会広南病院神経麻酔科
 川真田樹人 信州大学麻酔蘇生科
 高岡誠司  山形大学麻酔蘇生科
 長田理   東京警察病院麻酔科
 古谷秀勝  京都大学麻酔科
 川口昌彦  奈良県立医科大学麻酔科

シンポジウム2 『Awake Surgery の言語評価 』
 座長 杉下守弘先生 新潟リハビリテーション大学院大学

・言語評価ガイドライン作成の概略
・電気刺激
・言語課題

 鈴木匡子  山形大学高次脳機能障害学講座
 鎌田恭輔  東京大学脳神経外科
 三國信啓  京都大学脳神経外科
 阿部竜也  大分大学脳神経外科

シンポジウム3 『Awake Surgery の手術手技』
 座長 隈部俊宏先生 東北大学脳神経外科

・手術手技ガイドライン作りの基本方針
・覚醒下手術の適応と術前準備
・AWAKE state と手術
・頭部固定および体位と摘出
・合併症とその対策
・刺激結果からの意思決定
・前投薬,術後

 村垣善浩  東京女子医科大学脳神経外科
 梶原浩司  山口大学脳神経外科
 栗本昌紀  富山大学脳神経外科
 深谷親   日本大学脳神経外科
 隈部俊宏  東北大学神経外科
 篠浦伸禎  東京都立駒込病院脳神経外科
 三國信啓  京都大学脳神経外科
 佐藤慎哉  山形大学総合医学教育センター

招待講演 1 『脳の「言語地図」』
 演者 酒井邦嘉 東京大学大学院総合文化研究科 准教授
 座長 堀 智勝 東京女子医科大学 脳神経外科

招待講演 2 『Glioma 患者の高次脳機能障害』
 演者 熊田孝恒 産業技術研究所認知行動システム研究グループ グループ長
 座長 佐藤慎哉 山形大学総合医学教育センター

会が終わった後は、会を運営していたメンバーと共に
へぎそば 匠」で労をねぎらった。

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