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2008年8月26日 (火)

「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則

「できることはすべてやったし、身を粉にして働いたのに、恩知らずな連中に囲まれてひとりで苦しまなければならなかった。」

そういって辞任する社長。

「自分とその努力を全く無視する社長の手中に自分の身を委ねた自分が馬鹿だった」

といって立ち去る社員。

倒産する会社の記者会見で良くある光景であるが、この手の失敗劇は後を絶たない。

病院でも、この責任逃れ、責任過剰が生み出す歪みにより、本来協力し合って治すべき病気が独りよがりの考えに翻弄され良くならないというのはしばしばある。
「私が治します」
「この病気は、OO先生にお願いします」

本来協力し合って治療する方が色々な側面から治療できるのに、抱え込んだり、手放して一人で治療に挑むことは少なくない。

無責任ウイルス

ロジャー・マーティンは
「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則」
-「THE RESPONSIBILITY VIRUS」
のなかで、

この責任の偏りを
恐怖と失敗の心理が原因と説く。

人は危機に接したときに極端な行動に出てしまう。
ALL or NOTHING
一方は闘争へ、他方は逃走へ。

あたかも目の前から来た自転車が僅かにハンドルを右に切ったのを察知し、その反対側に自然に体が動くように、見事に本能的にこの行動に出る。

手術で厳しく指導してしまい、後輩が全く動かなくなってしまってはいないだろうか。
「お前ならどうする?」と聞ける心の余裕を持てないものか。

この本には「無責任ウイルス」に対する処方箋が書いてある。

ジョン・F・ケネディの「平和部隊」より

「国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるかを問うてみよう。」

あらゆる場面で、自分に能力があると誇示するのではなく、皆の能力を集めて難局を乗り切れることが、真の指導者であることは、よく知られていない。

「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則―
「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則― 小林 薫

おすすめ平均
starsこの本の最大の難点は…
starsRVという定義付けはよかった
stars翻訳がいまいち?
stars「無責任ウイルス」の存在を認識するところから始めよう
stars組織で働くことに苦しんでいる人にお勧めです。

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