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2005年4月19日 (火)

[脳天気]諸行無常~全てのものは「生きて」いる

医者になって始めて判ったことがある。それは生きているものは、いつも変化しているということ。そして老い向かっていくということ。

一つ病気が治って、もう安心と思いきや、入院中に他の疾患を併発することはよくあることで、特に高齢になれば、その確率もあがる。
気安く「もう大丈夫だね」と言った次の日に、熱が出て肺炎などということがあるので、退院・転院間際は安心できない。またそういう時に限って熱が出たりする。

毎朝顔を洗い、一見すると何も変化のないように見える自分の顔でさえ、一年前からみると随分変わっている。

現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができない~諸行無常である。

また、人間ばかりが、生きている訳ではない。
あらゆる物が生きている。
パソコンは大体5-6年も使うと怪しくなってくるし、病院の建物の期限は3-40年が限界。私が生まれた町もこの30年ですっかり変わってしまった。
物だけではなく、実態の存在しない情報でさえ、生まれそして変化していく。

分かっているのだが、殆どの人は変化を好ましく思わない。

毎日回診をして、患者さんの顔を見て、お話をし、常に「何か変化していないか?」と自問する。
悪い状況に変化していないのか?回復しているのか?
良い状態であり続ける-同じ状態であり続けることは決して簡単なことではない。

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